囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

囲碁は好きですか?

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

木谷実九段の完勝譜

こんにちは。みやれーです。 今回で三回目でしょうか。木谷実九段の碁を取り上げます。自分の碁(または人生とか)に影響を与えた人や作品っていくつかあると思いますが、僕にとって木谷九段がそれでした。身体に衝撃が走ったというか、並べていてすぐ、木谷九…

頑張ってきた自分を信用する

こんにちは。みやれーです。 勝負するにあたって一番大事な要素って何でしょう。僕は勝てる勝負を勝つ力だと思います。一見当たり前の事を言っているように見えますが、実は最後まで勝ち切るのはとても難しいことです。人は勝てそうだと感じると、急に気持ち…

李昌鎬の神算と不思議な序盤感覚

こんにちは。みやれーです。僕は昔ヨセが嫌いでほとんど勉強しなかったのですけど、思い立ってヨセの勉強に力を入れた時期があります。このブログでよく取り上げさせてもらっている安井知得の碁もこの時期によく並べてました。ただヨセの勉強をする上で知得…

囲碁トリビア2

こんにちは。みやれーです。今回は囲碁トリビア2をお届けしようかと思います。囲碁トリビアって僕が勝手に言ってるだけで、囲碁雑学のまとめですけどね。 昔は黒番白番の先後が逆だった 囲碁の歴史はとても古いもので、少なくとも平安時代には高貴なゲームと…

林元美の実力

こんにちは。みやれーです。 今回取り上げるのは江戸時代の棋士。林元美です。恥ずかしながら僕は林元美の経歴をよく知らないので、Wikipediaを見ながら紹介します。囲碁の家元、林家の十一世当主。最高段位は八段準名人まで進んでいます。 1778年生まれ1861…

勝つ過程をデザインする

こんにちは。みやれーです。囲碁だけに限らず、勝負において相手に勝つ要因は大きく分けて二つしかありません。 自分が上手く出来たか、相手にミスが出たか。この二つです。 野暮な突っ込みですが、よく勝者のインタビューなどで「運よく勝つ事が出来た」とい…

自分を表現出来ているか

こんにちは。みやれーです。囲碁をしていると、めちゃくちゃ個性的な碁を打つ人と出会う事があります。 その人が普段どんな人かはわからなくても、盤上でのその人らしさが見えてくるんです。何人かそういう碁打ちに出会ってきましたが、特に年齢や、経験をた…

漫画ヒカルの碁、院生のレベル高すぎ説

こんにちは。ヒカ碁世代のみやれーです。漫画ヒカルの碁が囲碁界にもたらした貢献度は正直計り知れません。今ではヒカルの碁で碁を覚えた世代がプロアマ両方で活躍しています。 また、漫画で囲碁ブームが起きたように、アニメが放送されても囲碁ブーム。数年…

超巨大詰碁の解説

こんにちは。みやれーです。詰碁といえば碁盤の一部分を使った小さなものが一般的ですが、中には19路盤全てを使う詰碁も存在します。一番有名なのが、赤星因徹さんが作った垂棘屈産失國之形(すいきょくくっさんしっこくのかた)です。 白の大石が黒石を計83子…

大会に出ようかな

こんにちは。最近親知らずが痛みます。みやれーです。何ヶ月か前に一度痛くなった所と同じ場所が痛みます。 治ったと思ってたのに・・・・・・。親知らずって放置してて治るんですかね? まあそんな話はいいです。 今回は僕の予定の話をします。もうすぐ10月…

元丈VS知得、二人が作り上げる芸術

こんにちは。みやれーです。予告通り元丈VS知得戦の、知得が勝った碁です。といえど、今回の碁は互いに死力を尽くした名局で、一進一退の攻防の中、知得が先番の有利分だけ残したような、際どい勝負です。二人の良さが存分に発揮された本局。最後までお楽し…

思いつくままに書きたい日だってある

こんにちは。みやれーです。囲碁界にインターネットの普及が進んで、オンラインで世界中の人と囲碁が出来るようになって久しいですが、そんなインターネット囲碁サイトに去年あたりからAIが登場するようになりました。世界中に衝撃を与えた[アルファ碁]も今…

元丈の上手さ光る名局

こんにちは。みやれーです。本因坊元丈。前回取り上げた安井知得とライバル関係にあった棋士です。別の記事でも触れましたが、この二人は囲碁史最高のライバルとして名高く、実力伯仲、成績も五分、年齢も一つ違いと、まさに絵に書いたようなライバルです。…

問題集は答えを見てから始めてもいい

こんにちは。みやれーです。囲碁の勉強の一つに、詰め碁を解く方法があります。詰め碁とは、例えれば学校のテストのようなもので、作者があらかじめ答えを用意してある問題の事です。基本的に詰め碁といえば、ヨミを鍛えるための勉強方です。自分の頭の中で…

知得の芸

こんにちは。みやれーです。今回紹介するのは安井知得の碁です。知得といえば、圧倒的に上手いヨセを活かした独特な碁風で、そのじっくりとした渋い碁は[いぶし銀]と呼ばれています。しかし実は、知得のヨセを支えているのは正確なヨミにありますので、戦い…

囲碁トリビア

こんにちは。みやれーです。今回は囲碁にまつわる小ネタ集です。 碁盤は正方形じゃない 囲碁のボードは碁盤と呼びますが、実物を見たことはありますか? 一応見たこと無い人ように、このブログでもよく使わせて貰っている[つぶや棋譜]の画像を貼ります。棋譜…

泣ける心は持っていたい

こんにちは。みやれーです。突然ですが、自分が大人なったなーと感じた瞬間ってどんな時でした?僕はまだまだひよっこですが、囲碁に関して言えば、負けて泣く事が無くなったなーと思った時です。人一倍負けず嫌いだった僕は、負けた日の夜は決まって泣いて…

囲碁AI[GoTrend]と打ってみた

こんにちは。みやれーです。数日前から、ネット囲碁対局場の[幽玄の間]に、囲碁AIが出現しました。GoTrendと言うそのAIは誰でも対局出来るうえに、中々強いという話を聞いていたので、前から興味はありました。昨今の囲碁界はAIの急激な進化により、世界のト…

色々な色

こんにちは。ドライアイ気味のみやれーです。ああ目が痛い。 画面の見すぎのせいでもあるんですけど、囲碁も目には良くないらしいんですよね。 白色と黒色をずっと見続けるのが目に悪いって聞きました。そこで、囲碁界にはグリーン碁石というものが存在しま…

不思議な碁

こんにちは。みやれーです。今回は二回目となる木谷実九段の碁を紹介します。木谷九段の地を取れるだけ取り、相手の張った模様に後から突入していく独特な打ち方は、[木谷流ドカン]と言われていたそうです。しかしそんな欲張りな打ち方は中々成立しないもの…

超大模様、固定観念の破壊

こんにちは。みやれーです。今回紹介する碁は、鈴木越雄九段の超大模様の碁です。模様の碁は、まとまれば大きな地になる夢がありますが、その分相手に入られ安く、上手く消されると一瞬で負けになる怖さもあります。 まるで100点を取るか0点を取るかみたいな…

僕の集中力特訓

こんにちは。みやれーです。以前、集中力は休む能力という記事で、集中のコントロールについて書きましたが、今回は僕が集中のコントロールを出来るようになるまでの特訓(というより工夫か?)について書こうと思います。これは僕の実体験の話であり、万人に…

最強の棋士、道策

こんにちは。みやれーです。 今回取り上げる碁は、囲碁界最大の巨匠、本因坊道策です。1600年代を生きた棋士なので、およそ400年も前の人物ですが、今なお道策を超えた囲碁棋士はいないのではないかと噂されるほどに強いです。また囲碁界ではじめて[手割り]…

個性を見つける方法

こんにちは。みやれーです。 今の時代は、全てをオールマイティにこなせる人より、一つの事では誰にも負けないという、尖った人が求められているようです。そのせいでしょうか。個性が欲しいと悩む人が多く見られます。人はそれぞれ好きな音楽があるし、好き…

囲碁はコミュニケーションツール

こんにちは。みやれーです。 囲碁をすると頭に良いって話を聞いたことありません? 僕は医学的な事はわからないですけれど、右脳をよく使うゲームだそうで、脳にいいのは確からしいです。囲碁するとメリットがあります。 まあそういう打算的な考えなしで、純…

秀策の強さ

こんにちは。みやれーです。今回は本因坊秀策の棋譜を取り上げます。秀策といえば、漫画ヒカルの碁でも登場した事から、ご存知の方も多いでしょう。秀策はお城碁での19戦全勝。そして当時の流行り病から本因坊家を救うため、周りの制止を振り切って病人の看…

一目置かれる存在

こんにちは。みやれーです。 一目置かれる存在という言い回し、見たことがある方も多いと思います。今は会話で耳にするより、文字で見る言葉ですかね。しかし実際に一目置かれるとはどういう状況でしょうか。もちろん本物の目を置くわけではないですよ。それ…

一番良い囲碁の勉強方法

こんにちは。みやれーです。 囲碁が強くなるには何をすればいいか。メジャーな勉強方をいくつか上げて見ましょう。・詰め碁と言われる死活の問題を解く。 ・強い人が打った棋譜を自分で並べる棋譜並べ。 ・囲碁のテクニックなどを書いた本を読む ・NHKや囲碁…

木谷実VS藤沢秀行

こんにちは。みやれーです。今回紹介する棋譜は、木谷実九段の好局です。個人的に好きな碁を取り上げさせてもらいました。黒の厚い打ち回しに注目してください。黒番木谷実。白番藤沢秀行。棋譜再生黒7~13は木谷さんしか打ちません。黒17も木谷さんが好みの…

師弟関係

こんにちは。みやれーです。どの業界であれ、師弟関係は見ていて面白いものです。弟子からすれば、師匠とは憧れの存在であり、目標であり、超えるべき相手でもあります。 師匠から見ても、我が子のように育ててきた弟子が、自分の首を切る事もある訳です。し…