囲碁は好きですか?

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僕の集中力特訓

こんにちは。みやれーです。

以前、集中力は休む能力という記事で、集中のコントロールについて書きましたが、今回は僕が集中のコントロールを出来るようになるまでの特訓(というより工夫か?)について書こうと思います。

これは僕の実体験の話であり、万人に通用する方法かはわからないので、悪しからず。


昔の僕は囲碁の対局中、碁が後半に進むにつれて集中力が切れていく事に悩まされていました。
例えば、勝負に直結するような一番大事な時に、後の進行がよくわかっていないのに打ってしまったり、単純なミスをしたり、慌てて打つ場面が目立ちました。

当時は集中をコントロールする意識が無かったので、一試合通して全力で集中し続けていたのだと思います。
そんなことをしていては後半バテてくるのは当たり前です。

一応頭の中では、後半ミスをしないようにと戒めてから対局に臨むのですが、碁が始まるとそんなことは遥か彼方へ。
なんだかんだで後半のミスが出てしまいます。


しかし僕はそれを集中力不足だと思い、鍛え直しを決意しました。

今から思えば、集中力そのものに問題は無かったんですけどね。


鍛え直しを決意したはいいものの、すでに知っている方法では効果を見込めず、何か工夫が必要だと感じていました。

そんな時、たまたま目に入ったのはテレビのスポーツ中継。チームメイトが選手に「集中集中!」と声を掛けています。

囲碁でも声を掛けてもらえたらなぁ。と思っても、囲碁は一対一のゲーム。それは出来ません。


じゃあ自分で自分に声を掛ければいいんじゃね?。と思い立つのに時間は掛かりませんでした。


僕が取った行動は、 対局中自分の手元に、普段なら絶対に置かないような物を置く。 です。

ちなみに僕が置いたのは手で握るタイプのマッサージ器具。選んだ理由はプロの先生が置いているのを見たことがあるから。
プロ先生がどういう理由でそれを置いていたのかは知りませんが、僕の場合はマッサージ器具である必要は全くなく、何でもいいから無意識に目に入る物を置いておきたかったのです。

普段は無いそれが目に入ると、何故それがそこにあるのかに意識が行き、そうだ、自分を集中させるために置いたんだ。という意識の流れを作り、擬似的に自分を「集中集中!」と鼓舞する事が目的です。

これの面白かった所は、最初集中したあと、少し薄れてくるとマッサージ器具を見つけてまた集中し直す。これが連続するため、無意識に集中の波が出来ていた所。集中をコントロールしてる時とそう変わらない波です。


しかしだからといって、結果がすぐについて来る訳ではありません。何事も継続です。

慣れてくると、物がなくても自分に集中集中!と声を掛けれるだけの余裕が生まれ、前は遥か彼方へ飛んでいっていた後半のミスも、ちゃんと気をつけれるようになってました。
その上で、勝負に関わる大事な場面では全力を出せていて、知らず知らずの内に集中をコントロールしています。

最初は一試合ぶっ通しで集中するための工夫でしたが、たまたま集中をコントロールする力がつく事になったんです。

想定外の結果ではありましたが、やって良かった訓練でした。


これは僕の実体験なので、誰にでも効果があるかはわかりません。
ただ一つ言えるのは、自分で工夫した努力はいい結果になる事が多いです。