問題集は答えを見てから始めてもいい
こんにちは。みやれーです。
囲碁の勉強の一つに、詰め碁を解く方法があります。
詰め碁とは、例えれば学校のテストのようなもので、作者があらかじめ答えを用意してある問題の事です。
基本的に詰め碁といえば、ヨミを鍛えるための勉強方です。
自分の頭の中で、次黒はこう打って、次白はこう打って、また次黒はこう打ってと、先々を考えながら答えを探すことで、ヨミが鍛えられていく仕組みになっています。
このヨミは囲碁界では、脳の筋肉と例えられます。
ヨミって抽象的なようですが実はとても具体的な能力で、鍛えれば鍛えた分だけ能力が付きますし、その人の純粋なパワーや持久力に直結しますので、正に筋肉です。
また、ヨミは鍛え始めが一番辛いのも、筋トレと似てます。
筋トレって筋肉が付いてくれば出来る事が増えて楽しそうですけど、筋肉が付いてない始めたての頃ってめちゃめちゃしんどいですよね。だから長続きしないし。
ヨミも同じです。
始めたてが一番億劫になりやすく、敬遠しがちです。
ただ詰め碁には救いもあって、それは問題と一緒に答えがついている事です。
詰め碁集とかの本だと、大体次のページに答えが載ってますからね。
これを利用した、詰め碁が億劫な人のテクニックがあります。
しんどいならさっさと答えを見ちゃって下さい。
僕らは学校の勉強において、答えを見てはいけないと教わり続けました。
その先入観があるので、問題と聞くと答えを見ずにやってしまいますが、そもそも学校の勉強と囲碁の勉強って全くの別物なんです。
学校は教えるものが多い割には時間制限があって、先生達は決められた期日までに決められた範囲の勉強を生徒達に教えなくてはいけません。
そのため、一つの事を時間を掛けて教える事が出来ず、一回で覚えれるように工夫して教えます。
一方囲碁は時間制限どころか、常に反復練習のみ。1~100までの問題があるとすれば、100問目が終われば次は1問目を解きます。
このあたりも筋トレに似てますね。腹筋がどれだけあっても腹筋運動が効果的なイメージ。
なので、1問目を嫌々取り組んでるより、早く100問目までの答えを覚えちゃう方が効率的です。
結局、詰め碁を頑張った努力を発揮する場所は実戦ですが、実戦でヨミを入れた一手と、覚えてた一手の結果が同じなら、そこに違いはないですからね。
どんな形であれ、やり続けていれば出来るようになります。そして出来れば自然と楽しくなってきます。
もちろん、元々詰め碁を解くのが好きな人は答えを見なくていいです。今まで言ってきたのは詰め碁が億劫な人のためのテクニックなので。
僕は以前、一番いい勉強方法は好きな事をする事という内容の記事を書いていた通り、わざわざ嫌いな勉強方をする必要はないと思っているのですけど、たまに嫌いでも挑戦してみたくなる事もあるかと思いますので、そういう人の手助けになっていれば嬉しいです。
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