ワールド碁女流最強戦!牛栄子VS黒嘉嘉
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牛栄子二段VS黒嘉嘉七段
今大会最年少の牛栄子二段。女流棋聖戦に初段で挑戦者に名乗り出たことは記憶に新しいですね。中華台北代表の黒嘉嘉七段は強さももちろんですが、その美貌から世界で大人気の女流棋士です。棋士でありながらモデルもしているとか。
黒番 牛栄子。白番 黒嘉嘉。
実戦途中図2
ここまで戦いもなく進んでいます。白4と切ったことで始めて石が切り合いました。
現在地は黒が多そうなので、何事もなく進めば黒に残りそう。ですがチャンスと見たのか、黒15と手筋一閃。ここから一気に険しくなります。
実戦途中図3
黒はシボリを決めて気分が良いですね。
ですが、黒は9と猛烈に厳しい手段にでました。怒ってるみたいです(笑)
そして黒15、19。開いた口が塞がりません。これはもうどちらかが潰れて終わりますね。
終局図
最終的に読み勝ったのは白で、黒は潰れてしまいました。
白中押し勝ち。
この終局図にたどり着くまでの読みも難解だったのですけど、ここでは終局図付近の解説をしたいと思います。
参考図3
なので黒はコウを解消せず、白の大石のダメを詰めるしかないのですが、それでは隅が本コウになりますね。
そして白10が憎いコウダテ。受けていてはコウに負けるのでコウを解消しますが(これで右上の白は全滅)、白12と連打されて、なんと左上だけではなく中央まで全部が巨大な白地に!
これでは流石に勝てず、これ以外の変化も黒が上手くいかないようで、投了やむなしだったようです。