囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

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複数の視点を持つ

どうも!こんにちは。みやれーです。


最近ブログも偶の更新になってしまっていますね。もっと更新していけるよう頑張ります( ̄^ ̄)ゞ

それとYouTubeに関する報告。

最近囲碁エスト配信がめっちゃ簡単にできるとわかったので、これから囲碁クエ配信の頻度があがるかと思います。今までの野狐配信は週に1回くらいできたら良いですね。


さて今回は【宮岸黎明オンライン囲碁サロン】で毎日更新している記事の中から、3月29日に公開した記事を載せようと思います。

図を一切使わない記事ですが、こういう記事もあって、みやれーはこういう考え方をしてるんだなっていうイメージができてもらえたらありがたいです。

ではどうぞ。

複数の視点を持つ

おはようございます。宮岸です。

僕のイメージとして、ルールをマスターしてなれるのが初段、基本をマスターしてなれるのが六段という感覚があります。

どういうことかというと、このあたりは本に書いてあるような知識をしらみつぶしに習得していけば、必ず手が届く領域であるという意味です。もちろん、時間を懸けて努力することが大前提にはなりますが。

ただ六段以降というのは、いままでの世界から一つ上の世界へ飛び移らねばならない領域であると感じます。

じゃあ六段以前と以降では何が違うのか、何をすればいけるのかという話ですが、それはおそらく『視点を複数持つ』ということなのかなと思います。

僕が六段の免状をいただいたのは中学2年生の秋だったのですが、そこから少し伸び悩みます。だいたい三年くらいの間、自分で成長している実感のない停滞期に入ったのです。

しかし三年たったある日、僕は唐突に「変わりたい」と思うようになります。今までは大模様を作って入ってきた石を攻めるという戦闘がメインの棋風だったのが、何故か『戦わないヨセ勝負の碁』を目指したくなったのですね。

今まで全く興味のなかった分野への突然の憧れ。ヨセなんて戦いの後の残りカスくらいに考えていた僕が、ヨセがメインとなる碁を打ちたいと思いだすのですから、よくわかりませんね。原因は覚えていません。

それから“戦わないこと“を意識して勉強、対局を重ねるようになり、自分の中に変化が起きます。

戦いが上手になったのです。

いわゆるベテランの方がやるような“いなす“戦い方も、必要な時に必要な分だけ力を出す戦い方も、上手くコントロールして打てるようになったのです。

例えるなら車。今までアクセルベタ踏み走法しかできなかったドライバーが、ブレーキとドリフトを覚えたような感じです。

伸び悩んでいた僕は、この時期はっきりと強くなることができました。

戦わないことを意識して勉強し出したはずなのに、なぜこのようなことが起こったのか。これこそまさに『視点を複数持つ』ことの意味です。

囲碁というゲームを今までAの視点からしか捉えたことがなかった。それが六段くらいの僕です。

そこにAという視点をそのままにBからの視点というのも手に入れた。するとどうなるかというと、Bから見たAの良いところや、悪いところがより浮き彫りになって見えてくるということです。

例えばスーパーとかのお店に行って食材を買う時、Aというお店しかしらない人間は、そのAのお店の中にあるものだけで値段が高いとか安いとか、美味しさとかを見ることになります。

しかしそこに、Bというお店の存在を知るとどうでしょう?全く違うAとBを比較することで、A店のお野菜ってちょっと高いんだ。とか、今までA店のお肉か魚かでいうとお肉を好んでたけど、B店を知って、むしろA店はお魚が美味しい店だったんだと知った、みたいな。

そういうA店だけでなく、B店という視点を持つことで、よりA店の理解が深まるということがあります。それと同じことが、囲碁でも起こるわけです。

僕の場合この“視点“を増やしたことが大きくて、その後の棋力アップに役立ったことを覚えています。

だから何事においても、極端に違う視点を持つことが大事だなと考えるようになりました。

宮岸黎明


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みやれー初のシチョウ問題作り

どうも!こんにちは。みやれーです。


昔の僕はとにかく詰碁がやりたくなくて、出来る限り詰碁から逃げ続ける生活を送っていたのですが、それはそもそも“読む“作業が嫌いだったからなのですね。

そんな僕を救ってくれたのが『シチョウ問題』というもの。珍瓏などとも言いますが、ただひたすらシチョウを追いかけるだけの問題になります。

詰碁のように着手の幅はなく、ただアタリを連続させれば良いだけなので、読むのが嫌いな僕でもすんなり入り込めたのを覚えています。

またそのシチョウ問題作家さんの腕がすごくて、シチョウを逃げ回ることで19×19の盤上全部を埋め尽くすくらい、途方もない"追いかけっこ"を演出するのですね。

それに心の底から「面白い!」と感動した僕は、シチョウ問題にはまり、ただアタリを読んでいるだけだったはずが、いつの間にか頭の中で“読む“ことが習慣化され、嫌いだった詰碁にも抵抗感が薄れていったという経緯があります。

なので詰碁が苦手と相談された時に僕は「シチョウ問題がオススメだよ」と言っているのですが、それ専用の本などがあるわけでもないので、パッと図を渡せないのが悩みどころでありました。

というわけで、この度みやれーがシチョウ問題を自作してみました。

こちらがみやれーの処女作になります。

タイトルをつけるとするならば『聖地巡礼』。白赤丸と天元に逃げた白石が1の1巡りをするのがコンセプトです。

ちなみにこちらはオンライン囲碁サロン内で3月10日に初発表したものとなっております。たぶんこれから僕が作った問題は、全部一度オンラインサロンに投稿して、出来や評判が良かった問題を表で発表することになるのかなと思います。

なので、これからみやれー作のシチョウ問題が溜まっていくのを楽しみに待っていてください!ていうが僕が一番楽しみなんですけどね(笑)

回答はまた後日ブログ記事を書きまーす!




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野狐九段が五子のハンデをもらって負ける時代

どうも!こんにちは。みやれーです。


「野狐」という世界最大のネット対局サイト。そこの最高段位である「九段」といえば、プロ棋士かそれに準ずるトップアマチュアしか到達することのできない、ネット囲碁界の頂点。

そんな野狐の九段達が、五子や四子置いても勝てない時代になったと言われたら信じますか?

神机Cの快進撃

人類が囲碁AIに追い抜かされて幾年月。今や日中韓のトップ棋士ですら、最強クラスのAIである「絶芸」に対し"二子"置いても負けつづけているのはよく知られています。

「いずれ九子置いても勝てなくなるのではないか?」

使い古されたこの冗談が、現実に起きてもおかしくないくらい、すぐそこにまで迫っているのです。

『神机C』。日本語で『神の機械』と銘打たれたそのAIが、野狐九段相手に大きなハンデを与えて勝ち続けています。


アプリ版野狐では「菜刀メ辻子」と表示されますが、神机Cと同一のものです。

囲碁において明らかに実力の違う対局者が、互角の戦いをできるようにするハンディキャップのことを「置石」といいます。

諸説ありますが、置石は一つにつき15目ほどのハンデ。

今回、神机Cが野狐九段に対し与えている置石は三子〜五子。平均すると60目ほどのハンデを与えている理屈になります。

前述の通り、野狐九段とは人類でもトップクラスに属する人たち。そんなエリートが1局の中で60目もの損をするとは考えにくいですが、現実に神机Cの勝率は77%…。むしろハンデが足りないくらいです。

神の力か

神机Cはその勝ちっぷりもさることながら、劣勢を跳ね返す“戦いの仕掛け方“にも見るべきものが多いです。

図1

画像は神机Cがよく使う序盤戦法。▲マークのついた"トビ"が常識外れの一手と言えます。

図2

人類のセオリーで言えば、白1のように石と石の間は2つの幅をあけて構えるのが基本。それ以上広げると割って入られる危険があり、戦闘になること必至となります。

しかし図1で神机Cは7つもの幅をあけて構えています。これはもう人類から見ると「構え」ではありません。ただの「無防備」です。

しかし神机Cはこれで戦いを成立させてしまう…。まるで神の力かと疑うくらい、理解不能の力を発揮しているのです。

挑む者は後を絶たない

強者に当たって心を折られ、それでも諦めずこの山を登ってきた者に与えられる称号こそが野狐九段。仮にそれが神の力を有していようと、強いものには挑みたくなるのが勝負師の心情というもの。

幸運なことに、みやれーのアカウントも先日九段に上がったばかり。ぜひ一度お手合わせ願いたいものです。

神机Cに対局を申し込む人は多いのですが、もし僕も対局の機会に恵まれれば、その模様をYouTubeに残し、解説や学んだ部分などをオンラインサロン内に投稿したいですね。

久々の未知の強敵に、胸の高鳴りが抑えられません。




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形の弱点とその突き方を知る

どうも!こんにちは。みやれーです。


僕が運営しているオンライン囲碁サロンでは毎日囲碁に関する「記事」を投稿しているのですが、月に数回くらい、こちらのブログでその記事を無料公開しようと思います。

今回は2月18日にサロンで公開した記事になります。それではどうぞ!

続きを読む

OGSの登録方法と通信対局の仕方

OGSを導入したいという人向けにアカウント取得方法とフレンド登録方法、フレンドとの通信対局機能について紹介します!

OGSの登録方法


下記のOGS公式サイトへ飛んでください

online-go.com


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するとこのような画面が映りますので、右上にある『ログイン』をクリックしてください。


f:id:miyare-igosuki:20200228005253j:plain

下にある『ここで登録してください』という青いボタンをクリック


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お好きなユーザー名、パスワード、メールアドレスを記入して、サインアップをクリック。
メールアドレスは登録しておいたほうが、パスワードを忘れた際の変更だったり、チャット機能が使えるようになるのでオススメです。


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右上に登録したユーザー名が表示されていれば登録完了です。自由に対局できるようになりました。

フレンド登録の仕方

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左上の三本線をクリック。検索という虫メガネマークがでてくるので、そこに友達のユーザー名を打ち込む。


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出てきたユーザー名をクリック。『フレンドに追加』をクリックすると、相手にフレンド申請が送られます。


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フレンド申請が受理されれば、ホーム画面の右下にユーザー名が表示されます。同時刻に接続しているユーザーは緑色のマークがつきます。

フレンドと通信対局する方法

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右下に表示されているユーザー名、『対局申請をする』をクリック。


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対局ルール等が設定できる画面が出て来ます。

1対局名 適当で良いです。

2対局者以外閲覧禁止 チェックをいれると対局が閲覧されなくなります。

3ランク戦 チェックをいれると対局結果でレートが昇降します。

4碁盤の大きさ 9×9、13×13、19×19以外にも普段使わないような大きさの碁盤も選べます。

5ルール いくつかルールが選べます。日本ルールか中国ルールが一般的です。

6対局スピード ブリッツ(早碁)、ライブ(通常対局)は一般的ですが、ここでは通信対局を説明します。

7時間制限方式 今回はフィッシャー式を選びます。

8初期持ち時間 初めの持ち時間を決めます。3日くらいがオススメです。

9一回の増分 一手打つごとに増える持ち時間の量を決めます。仮に12時間に設定すると、残り持ち時間2日の時に一手打つと、残り持ち時間は2日と12時間に増えます。

10最大時間 持ち時間の最大値を決めます。3日に設定すると、持ち時間は3日以上に増えません。

11週末に一時停止 チェックをいれると土日は持ち時間が減らなくなります。

12置き石 相手とのハンデを選べます。

13コミ 自動でも良いですが、カスタムにすると0から自由に設定できます。逆コミには対応していないようです。

14あなたの色 黒番か白番かを決められます。

15対局中検討モード禁止 チェックを入れると対局中の検討ができなくなります。ですが通信対局でチェックを入れていると『先回り着手の予約』という機能が使えなくなります。これは予約をしておくと、相手が予想通りの着手をしてきた場合に、予め予約しておいた返しの手を自動で着手してくれるという機能です。意外と便利なので、通信対局の場合はチェックを外しておくことをオススメします。

右下の対局申請ボタンをクリックすると、以上の設定した内容で対局申請されます。申請が受理されれば、自動で対局が開始します。

第49回ジャンボ囲碁大会月組に参加しました!

どうも!こんにちは。みやれーです。

2月23日、東京市ヶ谷にある日本棋院東京本院で開催された第49回ジャンボ囲碁大会月組に参加しました!

この大会の特徴はなんと言っても規模の大きさ!

なんと1チーム15人による団体戦です!

7敗してても8勝すれば勝てる団体戦なんて他にあるのでしょうか(笑)


こんなに椅子が並んでても1チームで一列埋まる

以前からこの大会の噂は聞いていて出場してみたかったのですが、今回は出場のお誘いをいただいてチームに加えていただきました。ありがとうございますm(_ _)m

前年度優勝の「バトリアヌス帝国」に対抗して命名された「バトリアンチ帝国」です。僕は主将でした。

そしてマスコットキャラクターが『カビゴン』とのことで、カビゴン大好きな僕にピッタリのチームでした(笑)

そして何と二回戦で因縁の対決が実現!

バトリアンチVSバトリアヌス!

これは負けられない!


劣勢の碁でなんとか逆転の道を探すみやれー(茶髪の人)

結果は粘って運良く半目勝利!

しかしチームは1勝14敗で大敗北でした(ー ー;)

この対局は午前の二局目だったのですが、すぐ横にはお昼のお弁当が積まれていくし、前を向けばサングラスが似合いすぎてバチくそ面白い人がいるし、煩悩に打ち勝つのが大変でした。

結果僕個人は4戦全勝。チームは3勝1敗の4位入賞でした!

優勝は二回戦で当たったバトリアヌス帝国とのことで流石です。主将〜15将まで隙がありませんでした(^_^;)


僕の結果は満足いくものでしたし、あまりない東京への遠征出場でかなり刺激をもらいました。また来年も出場したいです^ ^


それから、コロナウイルスの関係で様々なイベントが中止、延期となるなか、ジャンボを予定通り開催していただけたのは嬉しかったです。僕個人としては、ジャンボを通じて対局、交流をし、とても楽しい時間を過ごすことができましたので、開催に踏み切っていただけたことに感謝しています。当日いきなり持ち時間を10分減らすという暴挙はありましたが、滞りない大会運営をありがとうございました。




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有利に戦うために必要な「相手にも譲って良い」という考え方

どうも!こんにちは。みやれーです。


僕が運営しているオンライン囲碁サロンでは毎日囲碁に関する「記事」を投稿しているのですが、月に数回くらい、こちらのブログでその記事を無料公開しようと思います。

今回は2月11日にサロンで公開した記事になります。それではどうぞ!

有利に戦うために必要な「相手にも譲って良い」という考え方

こんばんは。宮岸です。

最近指導碁が増えたおかげで「置碁」に触れる機会が多くなったのですが、これが中々どうして、皆さんだけでなく僕の勉強にもなるのでありがたいです。

今日は五子局を打ちましたが、画像の局面、黒が素晴らしい手を打ってくれました。置碁だけでなく囲碁全体においても大事な考え方が含まれているので、ぜひ聞いてください。

まず一番多い意見が黒1のトビでしょう。当然良い手です。五子というリードを活かして白の生意気なハサミを咎めていくのです。
もちろんこれで黒が優勢ですが、忘れちゃいけないのが「五子」という実力差があるということ。戦闘がしたい。戦闘に自信がある人はこの図を選んでいただいて、上手をボッコボコに蹴飛ばしてくれて良いのですが、そうでない人。戦いが嫌だという人もいるはずです。
この黒の人はその「戦いたくない人」でした。そしてすごく良い作戦を見つけ出してきたのです。

実戦で撃たれたのは黒1のコスミツケから黒3ツメでした。上辺を軽く処理し、黒9の大場へ。黒5を決めたのは悪手かもしれませんが、それを抜きにしても、この作戦を選んだ大局観は素晴らしいです。

手順を変えれば、白は1とワリウチをしただけに過ぎません。黒のどこにも悪い手がないことがお分かりいただけると思います。

つまりこれはどういうことかというと、盤面全体を見たとき、上辺は一番白石が多く、白が優位を主張してきている場所です。その主張に「異議あり」を唱えて戦うことも当然考えられますが、盤面を広くみると、黒が優位を主張できるところなんて上辺以外にもたくさんある。一つくらい譲っても他があるので大丈夫ですよ。という考え方なのです。

九子局を例に取ってみましょう。
白1、3、5は上手が使う常套手段ですが、ここで黒はどう打ちましょう?

もちろん戦っても良いのですが、黒6から下辺を丸々捨てて、他で優位を主張する作戦もあります。実はこれでも黒が損をしていないのです。

下辺の白地は現状30目弱。右下、左下の黒地は共に15目を超えるので、先手を取って黒18へ回れば何も損していないですよね。

これも白が下辺で優位を主張してきた訳ですが、黒の優位な場所はいくらでもある。下辺は譲って他をいただきますよ。という立派な作戦です。

相手の地(もしくは模様)が大きく見えてしまう。あるあるですよね。しかし本当にそれは大きいのか。他で対抗出来る場所はないのか。

この考え方は、常に自分の有利な場所で戦いをするために重要な考え方になります。

相手の優位なところで戦い、上手く切り抜けて形勢有利を引き寄せる作戦もありますが、そうではない。相手にも譲るから僕の優位な場所で戦いましょう?と誘う作戦も出来るのです。

その局面によって、どちらの作戦が良いかは異なりますが、「相手にも譲って良い」という余裕を持っておけば、自分が使える作戦にも幅が出来てきます。「相手はガンガン攻めてきそうだから、ここは譲って自分の強いところを大事にしよう」とか。

この考え方を上手く活用すれば、自分に不利な戦いが生まれ難くなりますので、戦いに自信がないという方にこそ、意識してほしい考え方なのでした。




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