Master対AlphaGoZeroの棋譜18
どうも!こんにちは。みやれーです。
本局はZeroが地を稼ぎ、Masterが大模様を張ったことで生きるか死ぬかの勝負になりました。
難しい読みの勝負ではあるのですが、ギリギリに頑張っていく両者の攻防を楽しんで頂ければと思います。
前回記事
実戦譜
黒番Master。白番AlphaGoZero。
実戦図3
黒は手順を尽くして上辺に大きな模様を作りました。とはいえ、まだ黒7の左へハサミツケる手が残っているので、目減りはします。
白14、18は模様へ入るタイミングを伺っているのでしょう。慌てない冷静な手です。
実戦図4
白2はシチョウアタリなので黒3は仕方ない。
しかし白4、10、14とひたすらに稼いでいきますね。ここまで地でリードされると中央の白を取りにいきたくなりますが、Zeroはどの辺りまで読んでいるのでしょう?
実戦図6
本局でも見られますが、Zeroのシノギはいつも厳しい。
上図黒13に白14と反発したことを発端に、白18の切りを成立させ、さらに白28と、どさくさに紛れて黒六子をポン抜くという荒技に出ました。確かに大きな戦果ですが、中央の眼の足しにはなっていません。むしろ首を絞めているくらいです。
本当に白の生きは大丈夫なのでしょうか?
実戦図7
上図黒7ってどういう事でしょう?完全にそっぽですね。中央を取り行けば結構ギリギリの勝負だと思うのですけど、白に生きがあると見て諦めたのですかね。取りに行った結果を見てみたかったてすが・・・・。
一手余裕が出来たので当然中央は生きです。そのかわり右下の黒が復活しているので、黒が大損って訳ではないのですが、流石に形勢は白良しでしょう。