十段戦 村川八段が挑戦権獲得
こんにちは。みやれーです。
今日は棋聖戦第二局の一日目ですが、同時に十段戦の挑戦者決定戦も行われていました。
決勝に残っていたのは、村川大介八段と志田達哉七段です。
個人的には志田七段の七大タイトル初挑戦を期待していましたが、結果は村川八段の白番中押し勝ち。十段戦挑戦を決めました。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」で中継されました、第56期十段戦挑戦者決定戦、村川大介八段-△志田達哉七段の対局は、152手まで白番:村川八段の中押し勝ちとなりました。この結果村川八段が挑戦者に決定。五番勝負は3月上旬に開幕する予定です。 #十段戦 #囲碁 pic.twitter.com/cC5gOmWe54
— 日本棋院関西総本部 (@osakaigo) 2018年1月25日
今回はその碁の中から、僕が一部気になった所を紹介したいと思います。
黒番 志田達哉。白番 村川大介。
実戦途中
棋譜再生
下辺の折衝は黒が悪くないと思います。上辺黒1に先着出来ては黒好調。
問題は黒5とノゾいた時、白6と一度伸びたのが上手い手でした。黒7と一回後退させれれば、シノギが楽になります。
参考図1
棋譜再生
参考図黒3と切りたい気持ちは山々ですが、逆に白4、6と出切られて黒が辛いです。
よって白2は良手でした。
参考図2
棋譜再生
なので、ノゾキでは上図黒1とこちらを受けているくらいではなかったでしょうか。これなら後退せずに済みそうです。
実戦は白18までで白が厚くなり、攻めが効かない形になってしまったようです。まだ難しい勝負かとは思いますが、次の黒の打つ手がはっきりしない碁にしてしまったのは辛い所でした。
この後も黒がいけるかな?と思う場面もあったのですが、最後は村川八段がシノギ切って地合いをリード。挑戦者決定戦を制しました。
勝ち上がった村川八段と井山十段との五番勝負は、3月上旬開幕予定のようです。関西対決はどちらが制するでしょうか。
この記事がいいと思ったら応援をよろしくお願いします。
Twitterもやってます。