第21期ドコモ杯女流棋聖戦 開幕!
こんにちは。みやれーです。
1月19日、第21期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合三番勝負が開幕しました。
今期は謝依旻女流棋聖に上野愛咲美初段が挑戦しています。
たぶん上野初段がタイトルを奪取すれば、入段から二年と経っていないはずなので、史上最速記録になるんじゃないですかね。(間違ってたらごめんなさい)
本局は「囲碁将棋チャンネル」で放送されるテレビ棋戦ではありますが、ネット対局場「幽玄の間」でリアルタイム中継されていたので、棋譜が見れます。総譜を見たい方はネットか、テレビ放送を待って見ていただくとして、本記事では僕が気になった所を一部紹介したいと思います。
黒番 謝依旻。白番 上野愛咲美。
実戦途中1
棋譜再生
左辺で激しい戦いがあり、白8までで一段落。個人的にはやや白が厚いと思いますが、次は黒番ですし、大きな差はなく、互角に近いと思います。
実戦途中2
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しかしその次の一手を黒1、3と使ったのはどうでしょう。明らかに小さい所へ打っているように見えます。
つまり、黒は一手を使って黒3、5と黒一子を逃げ出しつつ、白三子を取った訳ですが、目数で言えば15目程度。周りの黒石、白石も生きていることを思えば、単純に15目得したと言えます。ですが白6は白模様を広げながら、右辺が黒地になる可能性も無くす絶好点。はっきりと15目以上はある手でしょう。
参考図
棋譜再生
なのでおそらく、参考図黒1と大場へ先行している方が良かったです。これで難しい勝負が続く所でした。
実戦途中3
棋譜再生
実戦は上図白18まで進み、黒の非勢がはっきりしました。
この後も謝さんが勝負手を連発して、ギリギリの面白い碁になっていましたので、是非総譜もご覧になってください。
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