囲碁は好きですか?

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手筋は感動してなんぼ!目からウロコの手筋集

どうも!こんにちは。みやれーです。


囲碁にはたくさんの用語が存在してまして、駄目や布石のような日常に溶け込んでいるものから、シチョウやウッテガエシのような囲碁を知っている人にしか伝わらない用語もあります。

調べてみると、手筋囲碁用語らしいですね。筋という言葉から、個人的に将棋のイメージが強かったのですが、Wikipediaでは囲碁用語として扱われています。


この手筋とは、上達のためには必ず通る壁だと思います。最初は一間トビから始まり、棋力ごとにゲタだとか、石塔シボリだとか、ホウリコミだとか、常に僕達の棋力向上に付きまとってきました。

ということはですよ?手筋を制す者は碁を制す!とは言い過ぎかもですが、手筋を発見、記憶するのを楽しみ続ける限り、僕達の棋力はうなぎ登りになるのではないか。という発想に至るのです。

だからこの記事では、僕が今まで経験した中で目からウロコな手筋を4つ紹介しようと思います。楽しんでいってください^ ^

ダンゴ最強だい!

何個も石がくっついて働きが悪い形を囲碁界では「ダンゴ形」と言い、食べると美味しいお団子も囲碁界では悪者扱いです。しかしそんなダンゴ形でも、最強に輝ける手筋があります!

ダンゴの問題

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上図は詰碁で、黒先白死です。白の腹中で黒三子がアタリになっていて、白生きと諦めてしまいそうですが、黒から団子の手筋があります。

ダンゴの手筋

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正解は黒1です。これぞ正にダンゴ形。白2で一見眼があるようでも、黒3に白4と取ると・・・・。

続き

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黒1の切りがあります。黒3までで、右下の白は一眼しかなく死にですね。


囲碁用語的には「石の下」と呼ばれる手筋ですが、初手の黒1が正解とは盲点に入りやすいですね。僕も初めて見た時はとても感動したものです。

ひと工夫で何目の得?

ヨセも死活に負けず劣らず手筋の宝庫です。次の図、あなたならどうヨセますか?

ヨセの例題

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黒番です。右下の白地をどうヨセましょうか。

普通ならば二の一にハネてしまいそうですが、腹中の黒一子を活躍させてあげましょう。

ヨセの正解

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黒1と切って、黒3と内側から動くのが正解です。仰天ですね!

続き

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まず上図白2とサガる手が気になりますが、黒3とハジかれてコウになります。白五子がアタリになるコウですから、白のリスクが高く基本争えません。

結局コウになる

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白は上図のように、白2と抜くくらいです。これでも黒3、白4でコウになりますので。

ただ、このコウも白のリスクが高いのです。

白がコウに勝ったら

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白がコウに勝つと上図になりますね。このコウに勝って白が得た得は7目程度です。

黒がコウに勝ったら

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黒がコウに勝つということは、黒1、3と打つということです。二手使っているとはいえ、部分的な得は20目以上にも及ぶので、はっきり白の方にリスクがあるコウですね。

総手順

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なので白としては、いずれ白6、8と我慢するくらいの相場。どうです?黒が白地に大分侵食しましたね。

これが手筋の威力なのか・・・・。

左右同型中央に手あり

囲碁を嗜む人なら一度は耳にするであろう格言「左右同型中央に手あり」の手筋です。中々使えるタイミングが多い格言でもありますね。

真ん中ってことは

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例題です。三々にぽつんと取り残された黒石をどうやって助けるかという問題ですが、とにかく真ん中を探してみて下さい。

ここだ!

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黒1が正に真ん中。これで黒が助かっているとは、不思議で面白いです。

見合いになっている

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白2と打てば黒3だし、

見合いになっている2

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こちらの白2でも黒3で助かります。黒1が上手くカケツギになるのですね。


左右同型はこんな不思議な手も産むという面白い例でした。

コウが消える魔法の手筋!?

最後に持ってきたのはちょっと難解な手筋です。紹介するか迷いましたが、僕にとって衝撃的な手筋だったので、見てもらえたらなと思い書きます。

定石途中の手筋

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石数が多いですが、実は目外しからの大斜定石の途中です。定石界で一番難解と言われるだけに、一手のミスが命を取ります。

黒1に白2とハジいてコウが出来ました。これだけでも立派な手筋ですね。

白4は次に黒二子を取る手があるので「コウダテか」と受けてしまいそうですが、ここで黒に手筋があります。

鬼手!!

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黒1が稀に見る鬼手。実戦で打たれたら飛び跳ねてしまいそうです。

アタリアタリ

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黒1も3もアタリなので白2、4は当然です。

こ、これは

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上図黒1もアタリなので白2は当然。ここでやっと黒3と中央を受けました。

コウが消えた!?

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白さんは「やっとコウダテを受けたか。さて、コウでも取ろうかな」と右下隅を見ると、なんとそこにはコウがありません!盤の横、盤の裏、座布団の下、どこを探してもコウは落ちていません。まるで魔法のようにコウは消えてしまったのです。そしてよくよく見ると右辺の白石には一眼しかなく、あえなく白は投了となります。


決まれば一撃必殺の手筋でしたね。

まとめ

いかがでしたか?どれもこれも面白い手ばかりで、威力も絶大でした。確かにこれならば、囲碁で手筋が重宝される理由も分かるというものです。

今回紹介した手筋はあくまでも氷山の一角で、探せば手筋は無限に出てきます。今回は僕が感動してきた手筋を取り上げましたが、今度はぜひ、あなたが感動する手筋を探してみてください。きっと見つかると思いますよ^ ^




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