囲碁は好きですか?

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ワールド碁チャンピオンシップ開幕!山下敬吾VS王元均

どうも!こんにちは。みやれーです。


3月17日より日本が主催する国際棋戦、ワールド碁チャンピオンシップが開幕しました!

詳細は下記URLから特設サイトをご覧ください。


World GO Championship 2018【公式】


参加選手

日本、中国、韓国、中華台北から合計6名で争われる今大会。まずは参加選手を紹介します。


日本代表


中国代表

  • 柯潔九段


韓国代表

  • 朴廷桓九段
  • 申眞ソ八段


中華台北代表

  • 王元均八段


少数ですが各国から精鋭が集まっています。特に棋士の世界ランキング(非公式)トップ5の内4名が揃っているとあって、今大会のレベルの高さが伺えますね。

一回戦の組み合わせ

昨日の前夜祭で組み合わせ抽選が行われ、一回戦は

山下敬吾九段VS王元均八段
柯潔九段VS申眞ソ八段

の組み合わせとなりました。井山裕太九段、朴廷桓九段はシードです。

そしてこの記事では山下敬吾九段VS王元均八段戦を一部抜粋して取り上げたいと思います。

山下敬吾九段VS王元均八段

最近は持ち前の剛腕だけでなく、シノギでも強さを見せる山下敬吾九段。日本代表決定戦を制した勢いのまま、日本主催の国際棋戦に花を飾れるのか。対するは中華台北のトップ棋士王元均八段。強敵です。

黒番 王元均。白番 山下敬吾

実戦途中図1


棋譜再生

序盤早々激しい碁形になりました。

黒1と連絡を遮断した時、白2と左辺に援軍を送ったのが気合いの一手。これで黒四子は捕獲したも同然です。しかしその分、黒3から左下隅の白石は攻められそうですが、山下さんは白10までで打てるとの主張です。

実戦途中図2


棋譜再生

黒はガシガシと音が聞こえてくるくらい、白石にまとわりついてきますが、中央手を抜いて白4から隅の地を稼いだのは英断でした。白14までの実利は馬鹿に出来ないほどに大きい。

実戦途中図3


棋譜再生

山下さんはさらに敵陣奥深く、白2と突入してきました。今日の山下さんは徹底してシノギ勝負に持ち込んでいますね。

黒も負けじと黒13の強打で返し、一段と激しさが増します。

実戦途中図4


棋譜再生

上図黒1から本格的に攻めてきました。

正直このあたりは何が良い手なのかわからなくて、僕の力量では解説するのが厳しいです(>_<)

実戦はどう決着したのかを載せますね。

実戦途中図5


棋譜再生

実戦は白が中央を助けるために、黒1、3の連打を許してしまいました。これでは黒が地合いではっきりリードです。

それだけ聞くと白の旗色が悪そうですが、ちょっと待ってください。白4と打って左辺の黒石が切れましたよね?中央も白8で黒石が切れています。

とするとなんと、左辺の黒の大石に眼が無いじゃありませんか!!?

山下さんの剛腕がこんなところで顔を出しました!

実戦途中図6


棋譜再生

実戦白1の切りに黒2、4と対応するしか仕方がなく、白8まで、黒地だった上辺が白地へと変貌を遂げました。これで逆に地合いで白リード。と同時に白の勝勢を確立させました。

終局図


棋譜再生

白中押し勝ち。

まとめ

山下敬吾九段の勝利!!

内容は難しかったですが、気合いが良くて面白い碁でした。最近は若い人の活躍が目立つ中、百戦錬磨のスター棋士が存在感を見せるのはとても楽しいですね。


これにて山下敬吾九段はベスト4進出。明日の準決勝は井山裕太九段と対戦します。




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