囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

囲碁は好きですか?

世界女子囲碁団体選手権!上野愛咲美VS張凱馨

どうも!こんにちは。みやれーです。


5月10日より日本、中国、韓国、中華台北の四ヶ国で争われる女流棋士団体戦第7回天台山森然楊帆杯世界女子囲碁団体選手権が始まりました。


日本棋院サイト
【第7回天台山森然楊帆杯世界女子囲碁団体選手権】開幕 | 棋戦情報 | 囲碁の日本棋院


各国3名の団体戦で行われる今大会。日本からは謝依旻六段、藤沢里菜四段、上野愛咲美二段の3名が代表として出場しています。

9日の組み合わせ抽選にて、日本チームの一回戦の相手は中華台北チームに決まりました。この記事ではその三将戦、上野愛咲美二段VS張凱馨五段戦の感想を書きます。

上野愛咲美VS張凱馨

最近国際棋戦での活躍も目立つ上野愛咲美二段と、中華台北張凱馨五段の対戦です。僕の知識不足で張五段の事はよく知らない(名前の読み方もわからない >_< )のですが、上野二段の勢いは通用するでしょうか。


黒番 張凱馨。白番 上野愛咲美。

実戦途中図1


棋譜再生

黒の地、白の厚みが目立つ立ち上がり。白1のハサミに黒2、4と軽やかに対応しましたが、白5、7とポン抜いたのが冷静な手。大舞台での対局ですが、先を焦らない打ち方は上野二段の充実ぶりを感じさせます。

実戦途中図2


棋譜再生

白1から押し込んで白9のボウシ。こう攻められては、黒は既に苦しい形勢かもしれませんね。上辺でポン抜いた白の厚みが活きています。

参考図


棋譜再生

少し遡りますが、黒は白1とアテられた場面で、上辺にはこだわらず黒2と右辺へ向かうくらいだったかもしれません。これなら白の対応も難しい。

実戦途中図3


棋譜再生

現在上辺の黒に眼がありませんが、中で足掻くことはせず黒1、3と出切ってきました。黒も白も石が散り散りになって、大乱闘の模様です。

実戦途中図4


棋譜再生

黒1、3で上辺は繋がりましたが、白4で黒を割いて白好調。上野二段の力強さが発揮されてます。

実戦途中図5


棋譜再生

下辺での戦いは黒白生き生きで終わり、白は先手を得て白4へ回りました。

ここで盤面を見渡してみると、地合いは白有利で、左下の白模様も大きい。コミが無くても勝てそうな形勢です。

終局図


棋譜再生

最後は大差となりました。

白中押し勝ち。

まとめ

三将戦は上野愛咲美二段の勝利!

内容は白の完勝だったでしょうか。上野二段持ち前の力強さ、戦いの強さを発揮して勝利しました。


団体戦なので、チームの勝利のためにはもう一勝が必要ですが、これで日本チームは貴重な一勝を手にしました。残る主将、副将戦に期待です!




最後まで読んで頂きありがとうございます!この記事がいいと思ったらポチッと応援よろしくお願いします↓m(_ _)m


囲碁ランキングへ

Twitterでブログの更新情報等を発信しています^ ^


オススメ記事