オンラインサロンリーグ観戦記 S五段対M六段戦第2譜
黒 S五段 白 M六段 定先
第2譜(29〜54)
実戦は黒29と白模様へアプローチをかけた。これは白の対応によって、左辺を荒らすか隅を荒らすかを決めようという手になる。
白は30と左辺を大事にした。適切な判断に思う。それならばと黒は31で隅に動いていく。
黒33は工夫の一手。34に伸びていれば隅はコウになっていたが、あえて二線へ打ち、仮に黒29、黒31の二子を取られることになっても、次の黒37への進出を見ているの方が大きいという判断だ。とても柔軟で、悪くない判断だったと思う。
しかし続く黒35が小さくないミス。ここは参考図の黒1と単にヒラき、後に黒3とサガる手を見るところだった。黒3は地だけでなく、黒石の眼にも関わる大きな狙いになる。実戦は白38が良い手になり、少し黒が狭苦しい。
白50がM六段の上手い一手だった。何か下辺左側の黒石を攻めたくなるが、まずは白54まで自身の安定を目指し、黒に付け入る隙を与えない。成熟された打ちまわしだ。
黒は早くも難局を迎えている。
(宮岸黎明)
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