囲碁は好きですか?

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13路盤でも使える定石 三々編

こんにちは。みやれーです。


初回の星編、二回目の小目編に続き、今回は13路盤でも使える定石シリーズの三々編をお送りします。


第三回です。三々だけに。


近年は19路盤でも三々打ちが相当流行っていますね。AI流の打ち方の影響もあるし、世界No.1棋士の柯潔九段が三々を愛用していることもありますので、流行るのは当然でしょうか。

実は13路盤囲碁の世界では、AIが出てくる前から三々は有力視されていました。というのも、13路盤は19路盤と違って、中央が狭くなっています。つまり中央の価値が少なくなってきているので、相対的に隅の方が価値が大きいのではないか。という理屈です。

三々の特長

三々の位置

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黒1~白4は全て三々。
一番近い隅から縦三つ横三つ進んだ地点が三々です。

三々の特長として、星や小目よりもはっきり隅が地になる事が上げられます。あと小目と違い、向きがない事も特長です。これは星にも言える事ですね。

短所としては、中央から遠い分、戦いや模様には向いていないです。

三々の定石1


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オススメ度☆☆

黒1の三々に対して、一番ポピュラーな打ち方が白2です。黒5、7のケイマすべりに白6、8と打つ事で、白が中央に展開出来る定石となっています。
白の模様対黒の地の定石。個人的には黒の地が中々かなと思います。

三々の定石2


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オススメ度☆☆☆

白6と押さえて、白が上辺に模様を展開する定石です。黒の地も申し分なく、互角の分かれ。オススメです。
白8の位置は周りの配石によって右に寄せたり、上に寄せたりと工夫出来ます。

三々の定石3


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オススメ度☆☆☆

黒5は厚い打ち方で、黒の地と白の厚みの分かれ。互角です。
黒9は手抜きも出来ます。

三々の定石4


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オススメ度☆

白4と飛んだ場合の定石。ですが白14まで進んだ形は、黒の地が大きく黒が良いでしょう。

三々の定石5


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オススメ度☆☆☆

これはとてもわかりやすく、互角の分かれなのでオススメ。黒も白も攻められにくい安定した形です。

三々の定石6


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オススメ度☆☆☆

黒3は高く打つ事も可能です。しかしその分、黒の安定感がなくなるので、黒5と一手入れておきましょう。互角の分かれです
三々の定石5とどちらが良いかは、その人の好みによります。


三々の定石7


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オススメ度☆☆☆

白が2と高く打つ事も可能です。この場合は黒1と白2の距離が遠いので、黒3と広くヒラけます。互角の分かれでオススメです。

三々の定石8


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オススメ度☆☆☆

黒も対抗して、黒3と高く打つことも可能です。その分安定感がなくなるので、黒5など一手入れておきましょう。互角の分かれです。

まとめ

やはり三々に打つと、隅は必ず取れます。その分、中央に模様を張られる可能性はありますけどね。

全体的にわかりやすい定石が多いのも特長でした。三々の性質上互いに安定する事が多かったので、戦いをしない方にオススメの打ち方です。

気をつける事と言えば、相手の模様が大きくなりすぎないように、バランスを取る事を心掛けて下さい。
お金を稼ぎすぎて身体を壊しては元も子もないように、地を取りすぎて相手模様が大きくなってしまっては、簡単に負けてしまいますからね。




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