Master対AlphaGoZeroの棋譜3
こんにちは。みやれーです。
先に言っておきますが、本局は手数が長いです。それは熱戦だったからではなく、勝負が決まってからの無駄手が多かったからです。
これはAIの悪い所で、いくら争う予知がないとはいえ、明らかに無駄な手を打つと棋譜の見栄えが悪くなるし、なによりブログに棋譜を載せる時に大変なんですよね。一手一手打ち込まないといけないので。
AIの強さは申し分ないのですけど、なんとか無駄手を打たない改良をしてくれないですかね。
黒番AlphaGoZero。白番Master。
実戦図1
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本局の序盤は、Master対Zeroの碁一局目とほぼ同じです。違いといえば左上隅、黒15の二線這いのタイミングくらいです。
実戦図2
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上図白2から変化しました。下辺白12と飛んだ感じは白が良さそうです。
上辺白14は不思議な手に見えますが、左上隅の白が攻められないための補強です。
実戦図3
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白としては、左上隅の白が攻められないようにだけは気をつけなくてはいけません。
そんな中、上図白2は正直よくわからないです。とにかく凄い反撃。
とても難しい応酬でしたが、黒19までの分かれは、白が眼をはっきりと持てたのが自慢。白に不満がないと思います。
実戦図4
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先手を得た白は2のハサミから白4のツケ。ここで黒5が気付かない一手でした。右下の黒がダメヅマリなので、ちゃんと読めていないと気持ちが悪いです。
白16、18で隅の白はコウ。
黒25~白34まで、白五子を取りました。そのかわり右上黒が切り離されましたかが、黒はどうサバクのでしょうか。
実戦図5
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上図黒9はどういう意味なのでしょう?黒11~白16でただの損になりました。
右辺に出来た厚みを生かし、黒17と飛んできました。ここを堂々と飛べるのは黒の嬉しい所ですね。
実戦図6
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上図黒9から切って、下辺が黒地になりました。
白14は大きいヨセですが、黒15の突入が良い手でした。黒23まで、なんとこの小さい所で生きを得てしまいました。
こんな事になるなら、白14は右上へ打つべきでしたね。
実戦図7
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右上隅を黒が生きた時点で黒優勢です。残りはヨセ。もうほとんど紛れる所はありませんが、本局はまだまだこれから長手数打たれます。なので、少し早足に見ていきます。
実戦図8
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上図黒15の切りは、白20で取られます。しかしそのかわり黒21には受けられません。
実戦図9
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下辺コウを争ってます。こういうのでどんどん手数が伸びていくのですよね。
実戦図10
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コメントすることが無くなってきた・・・。ただヨセてるだけなので、流し見してもらって大丈夫です。
実戦図11
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最終手まで載せました。(黒73まで)
黒中押し勝ち。
最後無駄手が多過ぎて、手数も多くなりました。
内容的には、どうも右辺の戦いで黒がポイントを取ったようですね。一応フリカワリだったのですけど、黒が厚みを得て下辺の動き出しに繋げたり、局面をリード出来ました。
決定的だったのは右上隅の生き。白地が一気に無くなって、黒勝ちが決まりました。
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