銀星囲碁と一ヶ月ぶりの再戦!
こんにちは。みやれーです。
銀星囲碁は10月始め、ネット対局サイト『幽玄の間』に現れた囲碁AIです。
その際一週間ほどで八段の免状を取得し、ネットから姿を消しましたが、11月1日よりまた幽玄の間に八段で登場。おそらく一般ユーザー向けに、いつでも対局出来るAIとしてこの先も幽玄の間に居続けるのではないかと予想しますが、こんな面白い相手がいるのなら対局しない訳にはいきません。
ということで、前回の10月から約一ヶ月ぶりに銀星囲碁と対局してみました。その碁を上げたいと思います。
ちなみに、今回の銀星囲碁は2種類が存在しますが(両方八段)、今回はたまたま空いていた銀星囲碁2との対局です。その内銀星囲碁1とも対局すると思います。
黒番銀星囲碁2。白番みやれー。
実戦図1
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みやれーの白番。銀星囲碁はタスキ小目の布石を採用してきました。最近プロの試合でのタスキ小目は減りましたね。銀星囲碁はそんなことは気にしないでしょうけど。
実戦図2
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シチョウが良いので、何となく上図白2とハサんでみましたが、黒5と反発されました。
右上隅の形は基本的には白が悪くないと思いますが、周りの配石的にどうか。
僕は白も戦えると思うのですけど、どうですかね?難しいです。
実戦図3
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白は強力な厚みを得ましたので、上図白2から目一杯に頑張る所。黒石を裂いていきます。
白12はやや迷いました。位は低いですが、石の根拠や連絡を大事にした手です。
参考図1
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もちろんすぐにではありませんが、後々上図白2とコウを仕掛けた際、仮にコウを黒に継がれた時でも、下辺にスベリがあるおかげで被害が小さくなる意味があります。
また、実戦図3の展開を想定したとき、左下の三々入りが焦点になりそうな碁形をしているので、実戦図3白12と繋がることで、三々に入られた時に戦いやすくしている意味もあります。
実戦図4
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上図白2のカタツキには二つの意味があります。
一つは、黒の地を低く制限すること。二つ目は、左下隅の補強です。
例えば、実戦の展開であれば、左辺の黒1が孤立しかねない状況になるので、黒11等の手を打つ必要があります。すると自然と左下隅が固まり、このまま白地になる可能性が高くなるのです。
白2以下は地を損したように見えるかもしれませんが、厚く打った効果がちゃんと出ています。
実戦図5
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上図白2は軽い利かしのつもり。しかしその後の白6が問題だったかと思います。右辺を続けて抑えてるほうが良かった。黒7と切られると、勢い白8から突撃せざるを得ませんが、黒13が予想に無かった好手。自然と黒15の急所に打てて黒の流れが良いです。
しかし黒17が予想に無かった悪手。全く打つ必要がない一手で、これのおかげで楽になりました。
実戦図6
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上図黒3とは凄い反撃。成立していれば強力ですが、まあ死にそうもないですね。
実戦も対した被害もなく活きることが出来て、白が優勢になりました。
実戦図7
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白優勢ではありますが、まだ一つ、大きな問題が残っています。左下隅の白地です。
とても広く構えているので、劣勢の黒としてはそこに勝負手を放つことになるでしょうから、白が正確に咎められるかどうかです。
案の定、上図黒7と入ってきました。
一応部分的には取れる読みの元に打ってましたが、周りとの関係でどのくらい地が減るのか。最後の勝負です。
しかし、黒13で粘り無く死んでしまったため、ここで白勝ちを確信しました。
実戦図8
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最終手まで載せました。(白14まで)
白中押し勝ち。
序盤は白がよく戦えているかと思っていましたが、僕のミスから黒に流れが傾きかけました。
しかしその瞬間に黒の銀星囲碁にミス(実戦図5の黒17)が出て、また白が打ちやすくなりました。
たった一手ですが、実戦図5の黒17があるか無いかでは大きく違うので、何故そこで不可解なミスが出たのかが気になります。
おそらく読みの問題かと思いますが、左下隅の死活といい、銀星囲碁は読みに難ありですかね。
今回銀星囲碁2と打ちましたが、銀星囲碁1の方がレートが高いようなので、実際に打ってみて、1と2に差があるのかどうかも知りたいです。
また対戦したらブログに棋譜を上げますね。
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