勉強方法 詰碁のやり方
こんにちは。みやれーです。
僕の勉強方法は、棋譜並べとネット碁を中心にしているのですが、もちろん詰碁もやってます。
・・・・たまに。
正直、詰碁より棋譜並べが楽しいタイプなので、勉強時間は棋譜並べをしている事が多いですね。詰碁をするのは、碁盤が使えない時くらいでしょうか。
そんな僕ですが、「詰碁をやらなくては!」と思い立った時期がありまして、その時の勉強方法を紹介してみようと思います。
とにかく継続
そもそも、僕が詰碁をやってなかった原因は(昔は本当にやってなかった)、難しい問題を前にウンウン唸っているのが好きじゃなかったからです。
ぱっと解けない問題に出会うと嫌になってました。
そんな僕ですから、いざ詰碁をやろう!とモチベーションが高くなってても、難しい問題をやるのは相変わらず嫌だったので、少し工夫して勉強する事にしました。
その工夫とは優しめの問題を毎日するです。
それも、難易度を下げてますから普通の量ではいけないなと思い、とにかくたくさんする事にしました。
↓実際に使ってた本
山田規三生先生の本4冊です。
いろいろ探してみた結果、規三生先生の本は問題がわかりやすく、筋が綺麗で、難問が無い(重要)本が多かったので、これを使ってました。
この4冊を合計すると801問。毎日同じ801問を繰り返しやってました。
数を見ると結構な量ですけど、当時の僕の棋力で解けるものばかりですし、毎日続けていたら答えも覚えてきますから、それほど時間は掛かりません。
毎日続けていると、やはり実力も上がってくるもので、自分の目にもはっきりと強くなっているのが見て取れて、それがどんどん楽しくなって、詰碁の魅力にはまっていきます。
これは郭求真先生の詰碁集。最後の方の問題がめちゃくちゃ難しいのが特長です。
難問は嫌いでしたが、調子に乗ってこれも始めてみることにしました。
しかしやっぱり難しい本ですから、これは一日一冊することにして、合計5冊、大体1000問くらいを毎日繰り返し解いていました。
詰碁の効果
それまでやってこなかった分野ということもあって、詰碁を始めてからはっきりと強くなりました。
詰碁をして良かったことは、
・そもそもの読む能力が上がった事
・普段から読む習慣が出来た事
・繰り返し解いた事で、問題と似た状況が実戦で現れた時に、読まずとも正解が出せるようになった事。
・読む事に抵抗がなくなった事
などですかね。
特に読む習慣が出来た事は大きく、これによって対局でも、観戦でも、棋譜並べでも自分で読むようになったので、普段から読みが鍛えられる状況になりました。
ということは逆に、読む習慣を付けるだけなら難問を解く必要は全然無く、簡単な問題でも繰り返しやっていれば良い訳です。
そして一度読む習慣が付けば、日々の対局の中で読む能力が上がっていきます。そしていつの間にか、難しかった問題も解けるようになっていり。好循環ですね。
今思うと、詰碁とは解ける問題を解いて効果を得るものであり、解けない問題を解こうとしてもあまり効果はないのだと思います。
そもそも実戦で必要な能力は『解ける問題を間違えない』能力ではないですか?だとしたら、自分の出来る範囲で詰碁をやればいいです。
そして、ちょっと難しい問題にもチャレンジしてみたいなー。と興味が湧けば、その時に取り組めば良いと思います。
興味が湧いた時点で、その問題は解けない問題ではありませんから。
この記事がいいと思ったら応援をよろしくお願いします。