囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

囲碁は好きですか?

AlphaGo対AlphaZeroの棋譜8

こんにちは。みやれーです。


AlphaGoを含めた囲碁AI達は、布石を決めて打つ事が多いです。
一つの布石をとことん追求してデータを取るのでしょうが、AI同士の対局の場合、どちらかが途中で手を変えてきます。

なぜそこで手を変えたのか。
以前の手が悪いと見て変えたのか、以前よりもより良い手を探しての探求なのか。
そこを教えて欲しいですね。


黒番AlphaGo。白番AlphaZero。

実戦図1

棋譜再生

このシリーズは全て同じ布石で始まりますが、白10は始めて打たれました。どのような変化になるのかと思いきや、黒は手を抜いて黒11。出来れば右上を続けて打ち、どんな形になるのか見たかったです。

実戦図2

棋譜再生

そういえば、AIが上図黒1のスベリを打つのは珍しい気がします。大体一路上のツケを打ちますから。スベリとツケはどういう判断で打ち分けているのでしょうね。
右上は黒の捨て石作戦。黒31を利かした事に満足し、今後もまだ利きが残っています。

実戦図3

棋譜再生

上図黒3から動いて攻め取りの形にし、黒を厚くしました。しかし、黒後手ですし、少し早かったのでは。
黒3は打たず、単に黒19へ打っていたらどうだったでしょう。

実戦図4

棋譜再生

上図黒3から攻撃態勢。一度手を抜かれましたが、白石を内へと閉じ込めて、黒のムードが良い。
現在地合いは白が多く、中央の黒地がどの程度になるのかが問題です。

実戦図5

棋譜再生

中央が結構付いてきました。このまま地ならば黒もいけそう。

実戦図6

棋譜再生

しかし上図白4が中々の一手。黒5と後退させて、大きくヨセました。

参考図1

棋譜再生

本来は実戦図6の黒5は、上図の黒5と打ちたい。しかしおそらく白6が厳しい。
上図は一例ですが、ウッテガエシになります。

参考図2

棋譜再生

これも中央を出られて黒アウト。

参考図3

棋譜再生

上図黒7の変化球も白8で上手くいかない。

などの手があり、黒は後退せざるを得ないようです。

実戦図7

棋譜再生

局面はヨセに入りました。
上図黒15から白石が切れてきましたが、白24で繋がっているようです。
となると問題は形勢ですが、どうも白に残っているようです。

実戦図8

棋譜再生

最終手まで載せました。(白62まで)

白中押し勝ち。


最後三コウになりそうな気配がありましたが、白が左上の両コウを譲れば大丈夫です。

黒が投了しましたが、最後まで打てば白4目半勝ちでしょうか。


本局は中央に出来そうだった黒地を、白が上手く消したのが勝因でしょうか。実戦程度の黒地ではハッキリ白良しのようです。
僕としては、やはり右上で捨て石にし、後手を引いたあたりが、やや遅れたのではないかと思います。




この記事がいいと思ったら応援をよろしくお願いします。


囲碁ランキングへ