囲碁は好きですか?

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張栩九段がリーグ全勝で名人挑戦!!

どうも!こんにちは。みやれーです。

第43期名人戦

8月2日、第43期名人戦挑戦者決定リーグ戦の最終一斉対局が行われました。


挑戦者は第7局が終わった時点で、張栩九段が7勝し、井山裕太名人に挑戦することが決まっていたのですが、張栩九段は今日の最終戦も勝利し、全勝で挑戦者に名乗りを上げました。



張栩九段が9期ぶりに名人挑戦【第43期名人戦挑戦者決定リーグ戦】 | 棋戦情報 | 囲碁の日本棋院

挑戦手合いは井山VS張

とても胸の熱くなる組み合わせとなりましたね!

張栩九段が七大タイトル戦の挑戦手合いに出場するのは5年ぶり名人戦に限れば9年ぶりとなるようです。その時の相手は、20歳だった井山八段(当時)でした。

やはり今の井山裕太伝説が始まったのはあの名人戦だったと思いますし、その後続いた張栩VS井山裕太の熱い戦いが始まったのもあの名人戦でした。そんな二人がまた、名人戦の舞台で相見えるというのは、なにか運命的なものを感じますね。七番勝負の開幕が待ち遠しいです。

終戦 張VS高尾

今日の最終一斉対局は全て、ネット対局場「幽玄の間」にて生中継されていました。なので今回はその中から、挑戦者となった張栩九段高尾紳路九段の碁を一部、紹介したいと思います。


黒番 高尾紳路。白番 張栩

実戦途中図1


棋譜再生

張九段らしく機敏な立ち回りを見せましたが、高尾九段独特の手厚い、けど遅れない受けの碁でヨセ勝負の雰囲気。

実戦途中図2


棋譜再生

黒4のホウリコミに白5と切り返したことで碁が動きました。どうも白5は好手だったと思います。

実戦途中図3


棋譜再生

黒1とツイで白石は取れそうですが、白2から出ていって、白10で黒二子を切り離しました。

実戦途中図4


棋譜再生

更に白は5と鋭い踏み込み。どうも黒が喰らい付かれています。

参考図


棋譜再生

黒2と出るのは、周りに弱点があるせいで上手くいきません。

実戦途中図5


棋譜再生

実戦は上図の展開を辿りましたが、中央の黒地が少なくなってしまい、右上から始まった折衝は白が得をした結果となりました。形勢も白優勢です。

参考図


棋譜再生

なので、右上は黒1と引いておくのが冷静だったかもしれません。少し気合いが悪くて選びにくい手ではあるのですが、これでも形勢は黒悪くないように見えます。ただ、この後の中央のヨセが難しく、よくわかっていないので、今後の研究結果が出るのを待ちたいです。


白中押し勝ち。

開幕は8月28日

井山裕太名人に張栩九段が挑戦する七番勝負、開幕は8月28日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われます。


聞いたところによると、この二人の番勝負、張九段に井山名人が挑戦したタイトル戦は数あれど、井山名人に張九段が挑戦するのは今回が初らしいです。昔とはまた一足違う張九段が、井山名人相手にどんな戦いを見せるのか、とても楽しみですね!



第1局 8月28、29日 東京都文京区「ホテル椿山荘東京

第2局 9月12、13日 愛知県田原市「角上楼」

第3局 9月25、26日 鹿児島県鹿児島市「城山ホテル鹿児島」

第4局 10月10、11日 兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」

第5局 10月15、16日 山梨県甲府市常磐ホテル」

第6局 10月22、23日 静岡県熱海市「あたみ石亭」

第7局 11月1、2日 静岡県河津町「今井荘」




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