囲碁は好きですか?

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本因坊戦第二局!井山裕太VS山下敬吾

どうも!こんにちは。みやれーです。


5月23、24日と二日間に渡って、本因坊戦第二局が京都市「二条城」にて行われました。この記事では二日目の模様をお伝えします。


前回記事

井山裕太VS山下敬吾

まずは昨日の記事で予想した「封じ手」です。井山本因坊はどこへ打ったのでしょうか。

封じ手


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封じ手は上図黒1でした!予想の一路上でしたね(^_^;) 残念!

実戦途中図1


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黒1はちょっと薄いかな?と思って予想から外したのですけど、黒は読みを入れた上で、黒1へ打ったのですね。

実戦は白2から薄みを突いていきましたが、おそらく前日から読んでいたのでしょう。黒5〜白10を決めた後の黒11が所謂「二目の頭」をハネた好形で、黒が目一杯に戦っています。

実戦途中図2


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実戦は黒9となり、白が大事にしていた中央へ頭を出しました。白も左辺を割ったとはいえ、形勢は黒不満なしかなと思います。

実戦途中図3


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黒は中央を補強して、白の手番。ここで右上隅へ白3と三々に入ったのが機敏な動き。上辺に黒石が来てしまうのは悪影響ですが、隅の黒地を荒らしてしまって、とにかく地合いで追い付こうという意味ですね。少し形勢が黒に傾きかけてる中、白は踏ん張ります。

実戦途中図4


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上図黒1に手を抜いて白2って、自分が黒番だったらドキッ!としそうですね。

参考図


棋譜再生

参考図黒1と二子取ってきたら、白2で右上の黒石に生きが無いよという読みですね。もしこのフリカワリになるのなら、白が嬉しいと主張しています。

実戦途中図5


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実戦は黒1と右上を生きたので白2と繋いで一安心。。。かと思いきや、黒3〜白10を打ってから黒11と逃げ出したことで急に戦いが始まりました。黒3以降の交換は、白12、14に石が来ても大丈夫なよう、上辺に眼を作った意味でしたが、白16の打ち込みが結構厳しそう。この碁の勝敗は右辺の戦いに委ねられる事となりました。

実戦途中図6


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実戦の黒1、3から黒7とノゾいたのが好手だったでしょうか。この辺りは僕もよくわかっていないのですけど、黒11から白石に迫りつつのシノギで、黒が上手そうです。

実戦途中図7


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右辺の黒がはっきり生きて、黒1と白石を切りました。中央が薄いという事で白2と補強しましたが、黒3も中々厳しく、白に対応を迫ります。

実戦途中図8


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実戦は白1、3が悪手で白一団のシノギを苦しくしてしまいました。ただ、白が生きても形勢黒良しなので、白1、3は投了前の形作りでしょうか。

終局図


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黒中押し勝ち。

まとめ

第二局は井山裕太本因坊の勝利!
対戦成績を1勝1敗の五分に戻しました。


この碁は一局を通じて、流れは黒が握っていたかなと思います。白は独創的な中央思考で厚みを築いていましたが、中々白のパンチが入らず、結果的に白の地の甘さが目立ち、黒が手厚く勝ち切った碁になりました。


これで対戦成績は1勝1敗。次の第三局は6月2、3日に秋田県能代市の「旧料亭金勇」で行われます。




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