本因坊戦第二局一日目!封じ手予想
どうも!こんにちは。みやれーです。
5月23日、京都市「二条城」にて本因坊戦第二局が始まりました。
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二条城対決始まる【第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負第2局】 | 棋戦情報 | 囲碁の日本棋院
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二日制での対局ですので、終局は24日午後の見込み。今日は二日制の対局恒例の「封じ手」が行われました。
現局面
棋譜再生
52手目、白1と左下隅を補強した局面で、次の一手を井山本因坊が封じました。
この記事では一日目の展開を軽く振り返り、最後に封じ手予想をします。
井山裕太VS山下敬吾 一日目
実戦途中図2
実戦井山本因坊は黒1から黒7までのツケオサエで対応。結果的に黒13まで、ひたすら黒が地を稼ぎ白が中央を広げる碁になりました。
参考図
もしも白1と下をツナいで打てば、黒2と切って戦いを仕掛けるのでしょう。実戦は白もこの図を嫌ったものと思われます。
しかし黒のツケオサエとは強情な手で、白の中央重視な趣向に対し「徹底して地を取ってやろう」という気合いが見て取れます。右上は面白い攻防でした。
実戦途中図3
実戦、白1で左下の黒石を攻める構え。黒も早く逃げようと黒2へ足を伸ばしましたが、ここで白3、5と攻めるのが正しい方向。この碁の白は中央が命ですので、少しでも多く中央へ石を運ばねばいけません。
参考図
例えば、白2〜6などと黒石を切ってみてはどうでしょうか。
この場合、黒7からグングンとオシていきます。すると、先程まで白が大事にしていたはずの中央が黒に消され、一気に黒っぽくなります。もちろん左辺で白が得た得も少なからずありますが、右上白の打ち方を活かせていないのが結構なマイナスなのです。
その点実戦は白が中央に足を伸ばし、全局的に打ち方が一貫していますね。