囲碁ウォーズ対戦記12 騙しましたごめんなさい
どうも!こんにちは。みやれーです。
春ですね〜(*´∇`*)
みやれーは昨日桜を見ました。満開には程遠いですが、早起きなお花達が隣の蕾へ「春が来たよ」と知らせて回っているみたいです。
桜咲いてる〜(*´∇`*) pic.twitter.com/N06823lEpY
— みやれー@囲碁ブログ (@miyare15suki) 2018年3月26日
棋神との対戦成績は3勝8敗と大きく負け越していますが、何とか巻き返しを図りたいところです。
前回記事
みやれーVS棋神
黒番 みやれー。白番 棋神。
実戦図1
僕の黒番。白6のハサミに黒7と外したのは工夫した手です。左下でごちゃごちゃ戦うのも当然あるのですが、この碁では黒9に先着して足早戦法で行きました。
この展開を研究していた訳ではないのですが、何となく打ちました。序盤は気分で打つタイプです。
実戦図2
実戦は白が2と外をオサエたので、隅で生きに行くことになります。
上図黒5は手筋で定石です。これで隅を生かせてもらって、その後どうしようかな?なんて考えていたら白8を予想していなくて驚きました。シチョウは黒が良い(後々出てきます)ので、白8は成立しないものだと読みから外していたのです。
この後どうなるのでしょう?
実戦図3
シチョウとは、黒7から白三子を追いかけた時のシチョウですね。これが黒良いので、黒11のマゲで白悪いというのが通説です。
ただおそらく棋神は、右辺を黒にプレゼントしても打てるとの主張なのでしょうね。黒17まで白数子を取り込んで中々ですが、それに負けないくらい中央が厚いよと言っています。
実戦図4
上図黒5は簡単なミス。当然一子アタリの所を抜くべきで、白6が先手になって厚みが増しました。
厚みを得たからには、それを使う場所が必要な訳ですが、この碁では白12が厚みを生かす絶好の打ち込みです。
実戦図5
白1が厳しい打ち込み。黒はこの間を切られてはいけないので黒2、4と「ごめんなさい繋がらせてください」するしかありませんが、白が5まで地を稼いだのに対し、黒は地が増えていないのが辛い所。形勢は白に傾いたでしょう。
黒6はちょっとした頑張り。普通に7へ打って繋がるようでは負けと見て頑張りました。
しかし当然白13の切りへの対処が必要です。
実戦図7
黒1の狙いは、黒3、5と左下隅を荒らしてしまおうとの意図。黒7と打てて、一筋縄では取られない格好です。
詰碁好きの方なら基本死活で見た事があるかもしれませんね。左下隅の黒はコウになる形です。しかし周りの白がとても厚いので、基本通りになるかどうか・・・・。
実戦図8
実戦白は2と攻めてきました。コウではなく無条件で取りに来た一手でしたが、続く白4が悪かった。実戦黒9まで、なんと黒が生きてしまったのです。
参考図
正しくは参考図白4と一線をハネるのが正解です。途中黒9に白10と外を受けておくのが大事な手で、この黒は死んでいました。
当然死んでは黒負けでしたが、逆に生きては黒勝ちです。相手のミスに救われました。
実戦図9
実は実戦で打たれた白2の切りを僕は読めていなくて、白8の捨て石から白10が好手で中央が白地になってしまいました。
しかしそれより左下で得た得が大きかったので、勝敗に影響はありません。本当に運が良かったです。