ワールド碁女流最強戦準決勝!於之瑩VS崔精
どうも!こんにちは。みやれーです。
ワールド碁女流最強戦の準決勝、於之瑩六段VS崔精九段戦が行われました。
おそらく、現在の女流棋士世界一は?と問うと、於之瑩六段、崔精九段で票が真っ二つに割れることでしょう。それくらいこの両者の実績、実力は拮抗したものがあります。
人によれば実質の決勝戦と謳うであろう本局。肩を並べたライバル争いを制し、女流最強の座へ先に手を掛けるのは一体どちらになるのでしょうか。
於之瑩六段VS崔精九段
本局の中で僕が気になった場面をいくつか紹介します。
黒番 於之瑩。白番 崔精。
実戦途中図1
昨日と同じく黒番が当たった於之瑩さんは、謝依旻戦と同じ布石を採用しました。
上図黒1はちょっとひねった手ですね。白4のツケコシが気になりますが、黒13までが予定の行動のようです。中央は切り離されましたが、隅で地を稼ぎました。
実戦途中図2
下辺で競り合いが起きた場面。白2は黒がどう対応するのか様子を見た手でしたが、黒3と反発したのが好手でした。
黒3の良いところは、下辺白三子にプレッシャーを与えているだけではなく、中央左付近の黒一団への応援になっているところです。
黒17までフリカワリで地の損得はあまり無いのですが、黒が厚くなった分黒がリードを奪いました。
実戦途中図4
上図白1は厳しい狙い。目指すは左下黒の丸取りです。しかし黒の対応は的確で、隅でしっかりと生きました。