囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

囲碁は好きですか?

ワールド碁女流最強戦!牛栄子VS黒嘉嘉

どうも!こんにちは。みやれーです。


この記事は前回の続きです。

前回記事

前々回記事

牛栄子二段VS黒嘉嘉七段

今大会最年少の牛栄子二段女流棋聖戦に初段で挑戦者に名乗り出たことは記憶に新しいですね。中華台北代表の黒嘉嘉七段は強さももちろんですが、その美貌から世界で大人気の女流棋士です。棋士でありながらモデルもしているとか。

黒番 牛栄子。白番 黒嘉嘉。

実戦途中図1


棋譜再生

左下で大型定石から始まりました。黒地が多いですが、左辺の黒が二線で生かされているのがやや辛いので、互角の勝負でしょうね。

実戦途中図2


棋譜再生

ここまで戦いもなく進んでいます。白4と切ったことで始めて石が切り合いました。

現在地は黒が多そうなので、何事もなく進めば黒に残りそう。ですがチャンスと見たのか、黒15と手筋一閃。ここから一気に険しくなります。

実戦途中図3


棋譜再生

黒はシボリを決めて気分が良いですね。

ですが、黒は9と猛烈に厳しい手段にでました。怒ってるみたいです(笑)

そして黒15、19。開いた口が塞がりません。これはもうどちらかが潰れて終わりますね。

終局図


棋譜再生

最終的に読み勝ったのは白で、黒は潰れてしまいました。

白中押し勝ち。

この終局図にたどり着くまでの読みも難解だったのですけど、ここでは終局図付近の解説をしたいと思います。

参考図1


棋譜再生

まず黒1と単純にダメを詰めるとどうなるのでしょう?もし白もダメを詰め合うと、なんと黒が一手勝っています。では何故こうしないのか。

参考図2


棋譜再生

白の最善は白2と隅のコウを仕掛けることです。もし黒5とコウを解消してくれれば、ダメを詰めて攻め合い白が一手勝ちになるという手品を見せられます。

参考図3


棋譜再生

なので黒はコウを解消せず、白の大石のダメを詰めるしかないのですが、それでは隅が本コウになりますね。

そして白10が憎いコウダテ。受けていてはコウに負けるのでコウを解消しますが(これで右上の白は全滅)、白12と連打されて、なんと左上だけではなく中央まで全部が巨大な白地に!

これでは流石に勝てず、これ以外の変化も黒が上手くいかないようで、投了やむなしだったようです。

まとめ

牛さんは大分善戦していたように見えましたが、一瞬攻撃を仕掛けた隙にカウンターを食らってしまいました。黒さんの読みが鋭かったです。あそこで戦いを仕掛けなかったら勝ててたかもしれないだけに、少し残念でしたね。


続きを更新しました!


↓この記事がいいと思ったらポチッと応援よろしくお願いします m(_ _)m


囲碁ランキングへ

Twitterでブログの更新情報等を発信しています^ ^