女流名人戦挑戦手合い第1局 藤沢里菜女流名人VS矢代久美子六段
どうも!こんにちは。みやれーです。
今日から平安女学院大学「有栖館」にて、女流名人戦挑戦手合い三番勝負が始まりました。
タイトルを保持するのは藤沢里菜女流名人。挑戦者はタイトル戦に11年ぶりの登場となる矢代久美子六段です。
当然両者でのタイトル戦は初。若く勢いのある藤沢女流名人にベテランの矢代六段がどのような打ちまわしを見せるのか。興味の尽きない組み合わせです。
早速第1局の模様を見ていきましょう。
実戦譜
本局の中で僕が気になった場面をいくつか紹介します。
実戦途中図1
下辺で戦いが始まりそうな雰囲気の中、黒3のノゾキを打った場面。繋いでいれば普通なのですが、藤沢女流名人は不満と見て白4のマガリ。さらに白6のツケから形を決めてしまいました。
これでは下辺の白石は取られたも同然ですけど、中央に白石が来てる得で打てるとの意見です。とても大胆な構想でした。
実戦途中図2
上図で白2とハサんだ局面。実戦は黒3とツケましたが、白4とノビ込まれて白8まで。右上の黒石が弱くなってしまいました。ここはちょっと疑問です。