囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

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棋士の独創的な一手集 昭和後期編

こんにちは。みやれーです。


前回に続き、棋士の独創的な一手昭和後期編です。

人はそれぞれ別々の感性を持っています。囲碁はそのゲーム性から、その人の感性が盤上によく現れ、人として面白ければ面白いほど、比例して碁の内容も面白くなるのです。

なら例えば、僕が面白い碁を打ちたいと思うなら、面白い人になったり、面白い人生を送れば、そういう碁が打てるようになるのですかね?

藤沢秀行

藤沢秀行さんは囲碁界でも特に破天荒な棋士です。お酒は大好きだしギャンブル好きだし、数々のエピソードは有名ですよね。
盤上でも結構破天荒な所があって、いろんな工夫を試されています。

黒番藤沢秀行

棋譜再生

黒15のぶつかりは凄い手ですね。この体当たり感がいかにも秀行さんらしい、中々マネ出来ない手です。

武宮正樹

武宮さんは他に類を見ない模様思考なため、独創的な一手が多い棋士でもあります。

黒番武宮正樹

棋譜再生

武宮さんが若い頃の一局。黒13の位置も独特ですが、黒19の飛びも凄い。碁盤を大きく使った大模様の完成です。

趙治勲

趙治勲さんは結構気合いを重視される棋士なので、派手な展開になることが多い。また、武宮さんとは真逆で地に辛い棋風です。

黒番趙治勲

棋譜再生

黒15は右辺へ打つのが普通ですが、治勲さんはあえて上辺へ。白16が強烈な抑えなのですが、黒19と三々に入り、徹底的に地を取る構え。とても治勲さんらしい碁だと思います。


まとめ

前回今回と合わせて、紹介したのはほんの一部ですが、やはり囲碁は自由なのが良い。他の誰でもない、その人が打つから産まれる棋譜があるのですね。

あなたが打つ碁は僕には打てないし、逆もそうです。マネをしようとしても出来るものではないです。

もしマネをするなら、本家を超えるくらい徹底的に。それが出来ないなら、自分の持ってるものをしっかり見てやらないといけないなと、最近思いました。




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