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AlphaGo対AlphaZeroの棋譜17

こんにちは。みやれーです。


大模様の碁というのは、囲碁プレイヤーなら誰しもが憧れる碁であり、そんな打ち方を得意とした武宮正樹九段は囲碁界のアイドル(?)的存在です。

しかし、大模様の碁の難しい所は、相手が自分の大模様に入ってきたタイミングです。

その石を取らなければ勝てないのか、取らなくても地合いで勝てるのか。そもそもその石は取れる石なのかどうか。この判断がとても迷います。

AlphaGoは本局にて、そんな判断力を試される事となりました。


黒番AlphaZero。白番AlphaGo。

実戦図1

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両者がよく打つ布石でスタート。ですが白20は始めてでしょうか。積極的な一手です。

実戦図2

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上図黒3から動いてきました。その後は勢いで黒27まで進み、黒が白六子を取りました。
ただ、増えた黒地は16目で、白に断点があるとは言え厚いですし、白が悪くは見えません。

実戦図3

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上図白2は模様を広げながら、右上切りのシチョウアタリの意味もあります。
白14は非常手段。本来は無い手ですが、周りが白厚いので、成立するようです。

実戦図4

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上図白2は、もう白が隅に入るような碁形ではないということでしょうか。凄い迫力です。
さあ黒7と入り、中央がどう決着するのか。本局最大の勝負所です。

実戦図5

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黒は中央を生きに行くのかと思いきや、黒11と手抜き。もう中央はシノげてるとでも言うのでしょうか。
白もお付き合いして右下打ってるし、両者とも中央は生きと判断しているようです。
普通に白14で中央取りに行っていたらどうなっていたのでしょう。謎です。
黒21と打ててはもう安泰です。

実戦図6

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碁は急にヨセに入りました。上図白12、14のツケギリは好手。
後気になる所は右辺がどうなるかですね。

実戦図7

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上図白4も中央を白地に確定させて大きい。
問題の右辺ですが、黒11のマガリに白16と対応したのはなるほどの一手、白26のトビツケを見て大きいです。

実戦図8

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計算してみると、どうも黒に残るようです。
となると、中央を大威張りで生きたあたりで勝負は決まったのでしょう。

実戦図9

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最終手まで載せました。(黒まで)

黒中押し勝ち。


いくつかヨセの損を披露した後の投了でした。

本局は右上で黒が稼いだことで、白の大模様の碁となりました。
碁形的には白も中々面白そうでしたが、やはり気になるのが中央黒の死活。本当に取りに行けなかったのでしょうか。
どうも実戦の生きられ方では白負けだったので、取りに行くしかなかったのでは。

もしかしたら一発金星が入ったかも?




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