AlphaGo対AlphaZeroの棋譜9
こんにちは。みやれーです。
本局は布石が三局目とほとんど同じです。ですから、もしかしたら順番が違うかもです。
一応本局は九局目として紹介しますが、本当は四とか五局目かもしれません。そこは確認が出来ないので、このまま紹介しますね。
黒番AlphaGo。白番AlphaZero。
実戦図1
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白40までは三局目と同じ展開。
今回は黒41、43を利かしてから45へカカリました。
実戦図2
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上図白2に打ち込んでから、一転して白12の動き出し。白2の打ち込みに必然性があったのかわかりませんが、様子見でしょうか。
また、白12から直接動くのではなく、白16へと上辺に展開しました。柔軟な打ち方ですね。
実戦図3
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上図白2からの手筋で白石は連絡しました。そのかわり、右下は黒が連打しています。
右上黒21、23が珍しい工夫。互戦では滅多に見ないですね。さあ白はどう返すのか。
実戦図4
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上図白2、4、6、12で黒二子は取れました。ただ、黒13が調度良いシチョウ当たり。右上黒に32の所から切られるシチョウです。白14も関係ないようで、シチョウ当たりです。
ここ数手はお互い華麗な戦いですね。お互い言い分を通しながら、互角の形勢です。
実戦図5
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上図左下の黒3は先手かと思いましたが、白6から手順を尽くして眼を作りました。黒3は後手だったのですね。
白16が大きな場所で、黒石が寄り付かれてしまいました。このあたりで白が優勢になりました。
実戦図6
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中央の白石も眼の心配はありませんし、ヨセに入りました。
どうも白が優勢みたいなので、右下の黒三子が取られた時点で勝負が決まったのですね。
実戦図7
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最終手まで載せました。(白68まで)
白中押し勝ち。
右上隅のツケ切りから始まった戦いが面白く、いい感じの分かれになりました。しかし今思えばその分かれ自体がやや白良しだったかもしれません。上辺の黒石が内側に篭ってしまいましたからね。
結果的には白勝ちでしたが、むしろ黒の打ち方が面白い碁でした。
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