囲碁は好きですか?

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マネ碁撃退法考えてみた

こんにちは。みやれーです。


この前ネットで早碁を打っていると、マネ碁をしてきた人がいました。

テーマ図


棋譜再生

白6で「ん?」と思いましたが、嫌な予感は的中して、この後30手くらいマネ碁をされました。

マネ碁とは、黒の打つ手に対し白が、碁盤の対角線に同じ手を打ち続ける手法の事を言い、碁盤の性質上天元以外の全ての手をマネる事が可能です。
黒が何の対策もせずマネされ続けると、コミの6目半が重くなる事が予想されます。

この碁は最終的に勝つ事が出来ましたが、結構めんどくさかったので、また打たれた時のためにマネ碁対策を研究してみます。

研究図1

棋譜再生

マネ碁対策は必然的に、天元を活用した方法を取る事になります。
めちゃめちゃ上手いタイミングで天元を打つか、シチョウを使うかです。
今回はシチョウを使ったマネ碁対策。

上図黒13、17は通常悪い手ですが、策略があります。

研究図2

棋譜再生

上図黒3と切ります。おそらく、白はマネ碁を続けるでしょう。
黒15からシチョウに追い掛けます。

研究図3

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早速シチョウを追い掛けてみましょう。
一度追い掛ければ上図のようになります。白がマネをやめようとしても、黒はシチョウ有利で、白はシチョウ不利です。
しかし黒37まで追い掛けてみると、白が取られて黒は助かっている事がわかります。この図は白投了ですね。

研究図4

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なので、白36では上図のように一回アタリにしてから逃げ、シチョウを免れるしかありませんが、黒は39、41のポン抜きと良い形、白は40とダンゴ形にされたのが辛く、おそらくコミ分以上の得があるでしょう。
黒が優勢です。

研究図5

棋譜再生

なので白はどこかでマネ碁をやめなくてはいけませんが、上図のタイミングだと、黒3のオシが急所で黒のやれる戦い。

研究図6

棋譜再生

これも考えられる変化ですが、黒がやれる。

研究図7

棋譜再生

なので、白6のタイミングで変化。
上図は一例ですが、これからの勝負ですかね。

総評

マネ碁を打つのは嫌いですが、実際打たれたら困るものです。ですが、星に三々入りの形からマネ碁を防げるなら、あまり問題ないですかね。白は早々にマネ碁をやめる必要があるでしょう。




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