囲碁は好きですか?

あなたに囲碁を好きになってもらうために、囲碁の面白さを伝えていくブログです。

囲碁は好きですか?

感動の一局

平成四天王 高尾紳路

こんにちは。みやれーです。 世の中には、その時代ごとに人々を引っ張っていく人物、頂点に君臨する人物が存在します。現在の日本囲碁界でいえば、井山裕太六冠です。去年前人未踏の全タイトル七冠同時制覇を成し遂げ、一年で名人のみを奪われたものの、今年…

上手さで圧倒、本因坊秀策

こんにちは。みやれーです。 囲碁を終局がゴールだとすると、ゴールへの道の歩き方は三種類ほどあります。一歩一歩着実に進む歩き方と、ゴールまで全速力で走り切る方法と、一歩を溜めてジャンプを狙う方法です。本因坊秀策の場合、一歩一歩進みながら時折ジ…

木谷実九段の完勝譜

こんにちは。みやれーです。 今回で三回目でしょうか。木谷実九段の碁を取り上げます。自分の碁(または人生とか)に影響を与えた人や作品っていくつかあると思いますが、僕にとって木谷九段がそれでした。身体に衝撃が走ったというか、並べていてすぐ、木谷九…

李昌鎬の神算と不思議な序盤感覚

こんにちは。みやれーです。僕は昔ヨセが嫌いでほとんど勉強しなかったのですけど、思い立ってヨセの勉強に力を入れた時期があります。このブログでよく取り上げさせてもらっている安井知得の碁もこの時期によく並べてました。ただヨセの勉強をする上で知得…

林元美の実力

こんにちは。みやれーです。 今回取り上げるのは江戸時代の棋士。林元美です。恥ずかしながら僕は林元美の経歴をよく知らないので、Wikipediaを見ながら紹介します。囲碁の家元、林家の十一世当主。最高段位は八段準名人まで進んでいます。 1778年生まれ1861…

元丈VS知得、二人が作り上げる芸術

こんにちは。みやれーです。予告通り元丈VS知得戦の、知得が勝った碁です。といえど、今回の碁は互いに死力を尽くした名局で、一進一退の攻防の中、知得が先番の有利分だけ残したような、際どい勝負です。二人の良さが存分に発揮された本局。最後までお楽し…

元丈の上手さ光る名局

こんにちは。みやれーです。本因坊元丈。前回取り上げた安井知得とライバル関係にあった棋士です。別の記事でも触れましたが、この二人は囲碁史最高のライバルとして名高く、実力伯仲、成績も五分、年齢も一つ違いと、まさに絵に書いたようなライバルです。…

知得の芸

こんにちは。みやれーです。今回紹介するのは安井知得の碁です。知得といえば、圧倒的に上手いヨセを活かした独特な碁風で、そのじっくりとした渋い碁は[いぶし銀]と呼ばれています。しかし実は、知得のヨセを支えているのは正確なヨミにありますので、戦い…

不思議な碁

こんにちは。みやれーです。今回は二回目となる木谷実九段の碁を紹介します。木谷九段の地を取れるだけ取り、相手の張った模様に後から突入していく独特な打ち方は、[木谷流ドカン]と言われていたそうです。しかしそんな欲張りな打ち方は中々成立しないもの…

超大模様、固定観念の破壊

こんにちは。みやれーです。今回紹介する碁は、鈴木越雄九段の超大模様の碁です。模様の碁は、まとまれば大きな地になる夢がありますが、その分相手に入られ安く、上手く消されると一瞬で負けになる怖さもあります。 まるで100点を取るか0点を取るかみたいな…

最強の棋士、道策

こんにちは。みやれーです。 今回取り上げる碁は、囲碁界最大の巨匠、本因坊道策です。1600年代を生きた棋士なので、およそ400年も前の人物ですが、今なお道策を超えた囲碁棋士はいないのではないかと噂されるほどに強いです。また囲碁界ではじめて[手割り]…

秀策の強さ

こんにちは。みやれーです。今回は本因坊秀策の棋譜を取り上げます。秀策といえば、漫画ヒカルの碁でも登場した事から、ご存知の方も多いでしょう。秀策はお城碁での19戦全勝。そして当時の流行り病から本因坊家を救うため、周りの制止を振り切って病人の看…

木谷実VS藤沢秀行

こんにちは。みやれーです。今回紹介する棋譜は、木谷実九段の好局です。個人的に好きな碁を取り上げさせてもらいました。黒の厚い打ち回しに注目してください。黒番木谷実。白番藤沢秀行。棋譜再生黒7~13は木谷さんしか打ちません。黒17も木谷さんが好みの…

感動した一局

こんにちは。みやれーです。今回は僕が感動した一局を紹介します。この碁は僕が子供の頃に出会い、こんなに自由に打ってもいいのか!と感動した碁です。黒番は小杉丁。白番は呉清源。棋譜再生黒の5手目も奇抜ですが、それに対し白の8、10、12手目!常識を超…